話すコミュニケーションより、聞くコミュニケーションを意識して
こんにちは、草分拓弥です^^
皆さんは人とコミュニケーションをとる時に、「話す時間」と「聞く時間」のどちらが長いでしょうか。
僕は「聞く時間」の方が長いです。
「聞く」ことで相手の背景や中身を知ることはもちろん、自分の聞き方・引き出し方によって、相手の新たな一面を見つける面白さがあります。
また、「聞く」にも、値段を聞く、熱心に聞く、道を訊く、講義を聴くなどいろいろな種類があります。
今回はそんな「聞く」を題材にした本、『聞く力』
著者はリポーターやニュースキャスター、「ビートたけしのTVタックル」の進行役を務めた阿川佐和子さん。
本書が発行された2012年の段階で、週刊誌の対談連載は900回を超え、年数では20年目に突入したそうです。
900回とは相当な数のインタビューをされていますよね……
しかも、連載に加えてテレビ番組でのインタビューも行っているのだから驚くばかり。
そんな阿川さんは対談の時にどんなことに気を付けているのか。
僕が気になった内容の一つに「質問の柱は三本」というのがあります。
インタビューや対談など、話を聞きに行くときに、たくさんの質問を準備していくことがあると思います。
しかし、質問をしたら次の質問、終わったら次の質問としていると、
質問のことばかり頭を占めてしまい、相手の話が耳によく入ってこないそうです。
そうなると、話に連続性が生まれなく、話し手が困ってしまいます。
そこで、質問を絞ることで、次の質問を見つけるためのヒントを探そうと話を真剣に聞くようになるそうです。
確かに、過去の経験からも、質問を考えていなかった時ほど、相手の話をしっかり聞いて活路を見出そうとしていたような!笑
「聞く」にも様々な知識やスキルが必要と、学びを得た一冊でした。
気になった人は、ぜひ手に取ってみては。